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34.大阪IR(カジノ)は起死回生の一発となるのか?

世の中のあれこれ
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大阪IR構想

円安、低迷するGDP、伸びない税収、無策な政府。
そして、日銀の金融政策も手詰まり。
米国の金利が下がるのをただじっと待つだけ。

おそろしく閉塞感があります。
なんか起死回生の手立てはなかったかなぁ、とぼんやり考えていたら思い出しました。
もう皆さん忘れかけているかもしれませんが大阪の統合型リゾート(IR)。
つまりカジノを中心とした商業施設です。

2016年に「IR推進法案」が議会を通りました。
当初は2024年、つまり今年に開業予定でした。
ただ、その後パンデミックなどもあり計画は遅れる一方。

しかしついに2023年4月27日、大阪IRの計画が政府に認可されました。
いまのところ2030年の秋頃に開業する見通しのようです。

いままさにうってつけの施策

この大阪IR、ざっと考えて以下のような効果が期待できます。

  1. インバウンドの外貨獲得のスケールUP(円安対策)
  2. GDP引き上げ効果
  3. 雇用の安定化

まずインバウンドの外貨獲得ツールとして。
いまは東京⇒京都で止まりがちな観光客の動線を大阪まで伸ばせます。
さらにその終着点の大阪で大量の外貨を落としていただける効果あり。

大阪で円に換金してカジノで豪遊してもらい、気持ちよくお帰りいただく。
現状のインバウンドでも多少は円安に歯止めをかける効果があると聞きます。
カジノで豪遊してもらえればその効果はスケールUPするはずですよね。

日本で博多ラーメンだけ食って帰るキアヌみたいな人を大阪に沈めたいものです。

GDPや雇用への効果は?

カジノでの収益はGDPには含まれません。
が、ホテル、飲食店など周辺施設での売上や雇用者増の効果が期待できます。
GDPを0.2%引き上げられるという試算結果もあるとか。

ちなみにマカオ政府の税収の5~7割は、カジノの収入でまかなわれています
マカオには消費税は無く、所得税率も最高でも12%です。
まあ、経済規模が日本とは違うため一概に比較はできませんが期待はもてそうです。

デメリットは

よく言われるカジノのデメリットは治安の悪化とギャンブル依存症の増加。
治安の悪化については、海外のカジノでは顕著な悪化傾向にはないようです。
ギャンブル依存症に関しては、好きなひとはなんでも賭けにしますからねぇ…

つまり、期待メリットに対して懸念されるデメリットはかなり小さい気がします。
万博やらんでいいから早くIR開業しようや、と言いたいくらい。

海外の方からみたら日本のカジノは安全に遊べそうで魅力的なんじゃないですかね。

肝心のカジノ施設の規模は?

大阪IRのカジノ施設では以下のような設備導入が考えられているそうです。

  • テーブルゲーム:470台
  • 電子ゲーム:6,400台

マカオのテーブル台数は6000台、スロットマシン台数は1万2000台。
さすがにマカオと比較すると規模感は小さいですね。

まとめ

当初の予定通り今年開業していれば、というのが悔やまれてなりません。
円安で海外のお客さんが押し寄せて今頃は大繁盛。
そして大阪にチャリンチャリンと外貨が落ちていったでしょうに。

開業する2030年には、またどういう市況になっているか分かりません。
しかし、下手な経済対策より効果があるのは間違いない気がします。
(その時の経済環境次第では大コケするかもしれませんが…)

まあ、あんまり期待しすぎるとよくないですね。
もう一回、大阪IRのことは忘れて、また2029年頃に思い出すこととしますか…

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