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18.鹿児島県警の闇を考察しつつ我が身に置き替えた

世の中のあれこれ
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鹿児島県警が揺れています

鹿児島県警が前生安部長の本田容疑者(60)を国家公務員法違反容疑で逮捕しました。
個人情報を含んだ文書を退職後に第三者(マスコミ)に漏らした守秘義務違反容疑となります。
最初にニュースを見たときは、県警退職後にすぐ逮捕されるとはいったい何をやらかしたんやと思いました。
記事を読み込むと、結局は隠ぺいの内部告発ということなんですね。
複数の案件で県警内で隠ぺいが行われていたとの主張です。
ただ、その告発内容に個人情報が含まれていたため国家公務員法違反容疑で逮捕されたと。

公務員の定年も順次65歳へ引き上げ中ということですが、本田容疑者は今年の3月に60歳で定年退職しています。
私も昨年60になった同世代なのでちょっと他人ごとでは無い気がしています。

本田容疑者はいわゆるノンキャリアで警視正までなっています。
ノンキャリヤで警視正になるのは1,000人に一人ともいわれているようなのでかなりデキる方だったのでしょう。
ちなみに警視正以上は国家公務員として扱われるということのようです。
(キャリアは国家公務員試験を経てるので階級に関わらず国家公務員かな?)
ということは、警視正になってなければ「国家公務員法違反」という容疑にはなっていなかったのかもしれません。
その場合は「地方公務員法違反」だったのかな?
国家と地方で裁かれる重みが違うのかどうかは分かりませんが。

告発文書の中の疑問点

本田容疑者がマスコミに送った文書の中には前刑事部長の名前が挙げられていました。
隠ぺいに関与した人物として。
いまニュースでよく出てきているのは県警のトップである野川本部長ですが、前刑事部長というのは別の人です。
文書には野川本部長の名前はなかったようです。
が、本田容疑者は5日の勾留理由開示手続きの場では、隠ぺいした人物として野川本部長の名前を挙げたとのこと。

ん?という感じです。
考えるに、おそらく最初から本部長の名前を出すとマスコミが及び腰になることを懸念したのではないでしょうか。
ただ個人名無しに隠ぺいがあったと主張しても弱いため、一旦は元刑事部長の名を文書に載せたのかと。
疑惑が公になった時点で本丸の本部長の名前を出す機会があると見込んでの戦略だったと感じます。

文書に各案件の当事者の名前を書いていたことも、それが守秘義務違反になるのは重々承知の上だったのでしょう。
ただ、信憑性を担保するためには書かなくてはならないと思ったのでしょうね、きっと。

告発のタイミング

定年退職前に内部告発することもできたでしょうが、退職後の告発となっています。
法律は全く分からないのですが、公務員を辞めた立場でも公務員時代に知りえた情報を漏らせば守秘義務違反になるわけですよね。
となるとあえて定年を待って踏み切ったというのは、家族のことを考えてなのかもしれません。
退職金を家族に渡してから、悪いが後は俺のやりたいようにやらせてくれ、という感じだったのかもと思うとちょっとグッときます。
(完全に私の妄想ですが…)

私と同世代の方はこのニュースを聞いて、俺ならどうしてたかなぁ、と多少なりとも考えられたのでは?
警察官を勤め上げ、それもノンキャリアから警視正にまでなったのに、定年後に逮捕されてもいいと腹をくくるのは並大抵のことではないかと。

もちろんまだ公になっていない背景もあるかもしれません。
それによっては事件の全容も全く違う形で見えてくる可能性もあります。
なのでいまはまだ本田容疑者に大きく肩入れするつもりはありません。
とりあえず、ことの成り行きがはっきりするまでは見守りたいと思います。

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