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8.エミンユルマズさんの話を聞きながらインフレについて考えた

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トルコ出身のエコノミスト、エミンユルマズさん

経済のニュースに関しては、これまでもそれなりに興味を持ってきました。
ただ、昨年退職金を得てからその運用を考えるに当たって、より真面目に情報を収集するようになりました。
いろいろなエコノミストやアナリストの話を聞いていますが、いま一番しっくりくるのはエミンユルマズさんの解説です。
トルコ出身で、16歳で国際生物学オリンピックの世界チャンピオン。
その後日本に来て東京大学に入学し、大学院では生命工学修士を取得。
そして2006年には野村證券入社、となんだか不思議な経歴の方です(笑)
しかし、こうした様々な分野での知見が、俯瞰的に経済を捉えるためのバックボーンになっている気がします。
YOUTUBEでもいろいろなチャンネルに登場されているので是非機会があれば視聴してみてください。

エミンさんの話の中でも一番興味深い点

何に関する話を聞いても、なるほどなと感心することが多いエミンさんの解説ですが、何より説得力があるのはインフレに関するテーマです。
エミンさん出身のトルコというと通貨はリラです。
FXをやってらっしゃる方などにはお馴染みですよね。
高金利ですが、それを無意味化するリラ安スピードで、なかなか素人には扱いづらい通貨です。
かくいう私も以前遊び半分でリラ買って、どっぷり塩漬けした苦い思い出があります(笑)

エミンさんが子供のときから高いインフレ率だったそうです。
給料が出ると必要な日常品を買って、残ったリラはお母さんがすぐドルか金に換えていた、というお話もありました。
今の日本もインフレになりつつあります。
インフレというよりスタグフレーションという気もしますが。
いずれにしても物価は上がってますよね。
今後、日本が一気にハイパーインフレになるとは思いません。
が、地政学的問題、財政問題、急速な円安など、何が引き金になってインフレが加速するかは分かりません。
その場合、よく言われるのは、給与所得者は賃金も上昇するから耐えようがあるが、リタイヤしている人はがっつり影響を受けるということですね。
インフレになれば、寝ているだけで資産が減るわけですから。

物価連動債とかのインフレ対抗商品もあったりしますので、よく勉強しないといけませんね。
エミンさんの話を聞いていると、トルコのようなインフレが日本でも起きないとは言い切れないなぁ、と感じてしまいます。
油断をせずにアンテナを立てておくようにしたいものです。

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コメント

  1. 黄金期 より:

    私も円安・労働力不足・重税でスタフグレーションになる可能性が大と考えています。

    年金受給前で、無職。

    アンテナを立たの資産運用です。

    といっても大したことはやってませんが・・・・・。

    • BOSCH BOSCH より:

      植田日銀総裁も最近叩かれ気味ですよね。

      マイルドなインフレにするのが唯一の合格点をもらう方法で、スタグフレーション、デフレの再来、行き過ぎたインフレのどれになっても不合格。
      おそろしく重いかじ取りなので同情してしまいます。

      年金受給前の資産運用は慎重にしたいですよね。
      なにか良いアイデアがあったら教えていただけるとありがたいです。