キオクシア
キオクシアホールディングスが23日、東京証券取引所に上場の申請をしました。
同社は半導体・フラッシュメモリーの世界大手。
上場を通じて調達した資金で設備投資を進める考えとのこと。
タイミング的には10月中の上場を目指しているようです。
同社は2017年に東芝の半導体メモリ事業を分社化して設立されました。
2018年にはグループから離脱して持分法適用会社へ。
2019年東芝メモリ株式会社から商号変更してこの社名に。
キオクシアは、「記憶」と、ギリシャ語「axia(アクシア)」の組み合わせ。
axiaは「価値」を意味する言葉です。
事業内容
キオクシアHDは、記憶媒体「NAND型フラッシュメモリー」で世界市場シェア上位。
三重県四日市市と岩手県北上市の工場を米ウエスタン・デジタルと共同運営中。
メモリーは、人工知能(AI)の普及などで需要拡大が見込まれています。
今回の上場によって研究開発や設備投資のための資金を確保したいとの意図です。
日本の半導体メーカー
私が若いころは日本の半導体メーカーは飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
そして、技術者は韓国を始めとした海外にヘッドハントされまくり。
その後、日本企業は急速に勢いを失い、今は何かと曰くつきの会社がほとんど。
キオクシアも波乱万丈な会社です。
日本の半導体企業の再生を期待して大いに応援したいところです。
が、会社として買いか否かと冷静に考えると…
IPOはどうせ当たらないので、上場後の成り行きを見守ることになりそうです。
まとめ
AI化に伴い、メモリーや電力が必要になるというのは間違いないストーリーかと。
では、キオクシアや各電力会社の株を購入すればいいのかというと、なかなか難しい。
そうは単純にいかない気もします。
データセンター関連株も同様で、設備や部材関係の企業の株も物色されています。
浅く広く仕込んでおくにはいい気がしますが、あまり深入りしても期待外れかも。
ゴールドラッシュで一番手堅く儲かったのはジーンズメーカー。
良く引き合いに出される話ですよね。
今は、当時とは段違いににグローバル化、複雑化しています。
広い視野を持っておかないと、なかなか投資もうまくいきません。
ただ、考えすぎると風が吹いたからと桶屋の株を買うようなことをしてしまいそう。
まあ、投資もあまり考えすぎないようにボチボチとやりたいものです。
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