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43.東京都のAIマッチングアプリで少子化は止められるのか?

世の中のあれこれ
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東京都が提供するマッチングアプリ

東京都がマッチングアプリの提供を始めています。
名称は『TOKYOふたりSTORY AIマッチングシステム』。
昨年末から試用を始め、今年から本格スタート予定とのこと。

民業を圧迫するつもりはないとの東京都の説明です。
このアプリをきっかけに婚活を始めてほしいという意図。
そのあとは、民間のサービスとも兼用してもらえればOKのようです。

サービスの内容は?

料金はまだ未定です。
ただ、他県の公的サービスの例だと1万円/年程度の様子。
そして利用者は東京に在住、在学、通勤の方が対象です。

民間と違って厳しいのは「所得証明書」と「独身証明書」の提出が必須というところ。
独身証明書は自治体が発行する公的な証明書です。
本籍地のある自治体の窓口で取得するか、郵送で申請するかのいずれかで入手可能。

民間では独身証明書まで求めるところはあまり無いようです。
そこに安心感があり東京都のアプリのメリットのひとつになっている模様。
自分が取得するのは面倒ですが、相手の素性はしっかり確認したいですもんね。

AIマッチングシステム

安心感があるのは分かりましたが、マッチングアップリとしての実力が気になります。
「AIマッチングシステム」を謳ってはいます。
が、なんでもかんでもAIを付ければいいというものではありません。

ただ、東京都はまだ始まったばかりで実績がありません。
なので、他県での様子がどうかを調べてみました。

愛媛県が県法人会連合会に委託して行っている結婚支援事業があります。
この「えひめ結婚支援センター」はもう開設して10年以上が経ちます。
ここで成婚に至ったカップル数が1千組を超えたとのこと
AIも活用しており、更に成婚数を増やしているようです。

ただの都知事の人気稼ぎかと思ったら…

愛媛の実績を見る限り、意外に効果がありそうな施策ですね。
やはり独身証明書や所得の証明書を義務化しているのがいいのかもしれません。
なんせ透明性が担保できますから。
民間の婚活サイトには魑魅魍魎が跋扈しているとよく耳にしますし…

あとはAIがどれほどのレベルなのかが気になるところ。
同じ趣味のひとをマッチングさせるくらいの程度ならがっかりです。
ディープラーニングで成婚に至った要因のデータを活かすようになれば立派なもの。

少子化対策

都がマッチングアプリまで作るのは当然ながら少子化対策が目的。
東京の出生率が0.99と全国で最も低かったというニュースをこのまえ聞いたばかり。
そらなんとしても引き上げたいところですよね。

先日エミンユルマズさんの「エブリシングバブルの終わりと始まり」を完読しました。
こちらには人口減少が日本のメリットになるかもしれないと書かれています。

多くの仕事がAIに取って替わられる世界では、人口減は決して悪では無いかも…
という話です。
なるほどなご意見です。
人口減でもAIによる効率化でGDPが増えればいいわけですからね。

まとめ

エミンさんのご意見はもっともなのですが、さすがに0.99はキツイです。
マイルドなインフレが望ましいように、マイルドな少子化が良いのかと。

ですので、東京都にはぜひ頑張っていただいて成婚率を上げていただきたい。
私もサクラでひと肌脱ぎたいところですが、独身証明書が取得できないので無理。
周りの女性に勧めるにしてもすぐにセクハラ扱いされるので無理。

まあ、そっと成り行きを見守るようにしておきます…

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