スシローの北京出店
回転ずし大手「スシロー」の中国北京市での第1号店が21日に開業。
回転ずしは現地で大人気で、初日は開店前から長蛇の列ができた模様。
昼過ぎには待ち時間が10時間以上となったというからかなりの人気ぶり。
スシローの中国第一号店かと思いきや、45店舗目とのこと。
2021年に広東省で中国本土1号店を開業していたそうです。
なぜか北京出店が遅かったんですね。
日本産水産物の輸入は全面停止されているため、現地食材や世界各地の食材を使用。
それでも日本と同じレベルの品質を維持されているようです。
価格は1皿10元(約200円)からということなので日本とあまり変わらないかな?
この風潮の中で
アメリカはデカップリングだのデリスキングだので、EVの関税もえらいことに…
そして、日本の製造業も中国からの撤退が続いています。
その中での積極事業展開というのはなかなか気概を感じます。
まあ、商機あり、ということなんでしょうが。
アステラス製薬社員起訴
スシロー北京店オープンと同日の21日、中国でアステラス製薬社員が起訴されました。
昨年3月に北京市で中国当局にスパイ容疑で拘束されていた方です。
日本は早期解放を求めていましたが、起訴により長期拘束は避けられなくなった模様。
いつもの通り嫌疑の詳細は明らかにされないままの起訴です。
この件、製薬会社と飲食企業は違うから大丈夫、とはなりませんよね。
スパイ法なんて都合の良いように、なんにでも適用できますから。
確かに回転寿司は中国で需要があるでしょう。
しかし、本当にどこまでリスクを見極めて店舗展開されているのかは疑問。
調子の上がってきた途端に当局からガツンとやられなければいいですが。
経営母体
スシローの経営母体は「FOOD & LIFE COMPANIES」。
2021年に「スシローグローバルホールディングス」から社名変更されています。
所属するブランドは「京樽」「回転寿司みさき」「杉玉」の4つ。
いずれも寿司を中心としたチェーン店です。
その意味では変な事業展開はされてなくて手堅い印象です。
「京樽」では昔からよく寿司を買ってたので親しみがあります。
京樽もなにかと紆余曲折があった会社です。
2021年にFOOD & LIFE COMPANIESが吉野家から買収し子会社化したそうです。
正直なところ京樽という名称を残したままよくここまでこれたなという印象。
全くの余談ですが…
まとめ
上記の通り、寿司意外に事業展開されていないので手堅い運営ではあるのかと。
一方で、本当に中国に出店して大丈夫? という懸念も払拭できず。
私も寿司チェーンの中ではスシローが一番好きなので頑張って欲しいところです。
ただ極端な話、台湾有事など起きればどういう扱いになるか想像もつきません。
まあ、習近平の身辺にも怪しい情報が出回ってますのでなんとも分かりませんが…
しかし、日本産水産物を使えばもっと旨い寿司が食べれるんですがね。
スシロー好きの現地の方が、輸入禁止解除のデモでもしてくれりゃいいんですが。
だって、日本に来て寿司食ってるんだから安全性は気にして無いでしょうに…
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