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68.”Drill Baby Drill” 胡散臭いが間違ってはいない気がする

世の中のあれこれ
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Drill Baby Drill

トランプがまた叫んでいます。
”Drill Baby Drill !!”
掘って掘って掘りまくれ、という意味ですね。
何を掘るのかというと石油。

そもそもは2008年の共和党大会での合言葉。
当時のオバマ政権がメキシコ湾海底油田事故を受けて海底油田開発を一時凍結。
それに共和党が反発した際に使ったスローガン。
共和党員のみならずガソリン価格高騰に怒る国民の間に広く浸透したそう。

バイデンは気候変動を政権の最重要課題に掲げました。
就任以降、トランプ前政権が離脱した「パリ協定」へ復帰。
そして2022年にはEVの普及や再生可能エネルギーの推進などの法律も制定。

一方でトランプ。
大統領に返り咲けば、再びパリ協定を離脱する方針を明確にしています。
アメリカの資源開発を止めることを目的としたすべての政策に反対する意向。
それでまた”Drill Baby Drill !!”と連呼している状況。

らしい、政策

いかにもトランプらしい大衆受けするスローガンです。
そもそもアメリカ人はEVなんか好きじゃないでしょ。
燃費の悪いクルマに乗ってナンボの人たちという印象(偏見あり)。

まあ、トランプらしいかどうかは別として今の時勢にはマッチしてる気がします。
今後AI化が進むに連れて莫大な電力消費が必要になることが予想されています。
その中でEVや環境に囚われ過ぎると原油価格の上昇⇒インフレ再燃となりかねず。

トランプって言うことは派手ですが、無茶苦茶なことはしない印象。
石油は掘る一方で、再生エネルギー推進を意図的に止めるようなことはしないのかと。
ビジネスマンなのでその辺のバランス感覚はあるような気がします。

どちらかというとハリスが原理主義的に再生エネルギーに偏向する方が怖いですね。

日本では?

日本近海には天然ガス「メタンハイドレート」が多く埋蔵しています。
18年度をめどに商業化を目指していましたが採掘技術の開発に遅れが発生。
現在は27年度までが目標年次となっているとのこと。

そして、なにかと話題になる尖閣諸島。
尖閣沖に膨大な資源があるとわかったのは1968年。
国連・アジア極東経済委員会(ECAFE) の協力で東シナ海で海底調査を実施。
その結果、尖閣諸島周辺の海域には1095億バレルの原油埋蔵量があるとの評価。
イラクの1150億バレルや、クェートの1040億バレルと比べても遜色ない規模。
ただ、その後、経済産業省石油審議会が1994年に再試算。
結果、尖閣沖周辺の原油埋蔵量は約32.6億バレルと激減。
それでも貴重な資源ではありますが…

いずれにしても今のキナくさい状況では尖閣沖の開発には踏み出せないようです。

まとめ

いろいろな面からエネルギー自給率は上げたいところですがなかなか厳しいところ。
”Drill Baby Drill !!”
と掛け声が出せるアメリカがうらやましいですね。
日本では掘ってもせいぜい温泉が出てくるくらいか…

高市早苗さんも頑張っているようですが、早く核融合がモノになるといいですね。

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