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60.暗雲が立ち込めてきた次期戦闘機開発の行方 抑止力の確保は?

世の中のあれこれ
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次期戦闘機とは?

次期戦闘機は、2035年に退役開始が見込まれるF-2戦闘機の後継機です。
2018年策定の中期防衛力整備計画で開発が決定したステルス戦闘機を指します。
2022年にはイギリス、イタリアと三ヶ国共同開発となることが発表されました。
イギリスとイタリアのBAE システムズ・テンペスト開発計画と統合する形です。

なぜ、米国との共同開発では無かったのでしょうか?
米国側が情報の開示に前向きではなかったことが一因のようです。
なお、米国も上記の三ヶ国共同開発には賛意を表明しています。

風向きが怪しくなってきました

英メディアは19日、本開発計画が打ち切られる可能性があると報じました。
スターマー新政権による包括的な国防政策見直しの一環とのこと。
本開発に多額の開発費が見込まれることが理由です。
ウクライナ戦争など喫緊の課題に予算を振り向けるべきとの政権内の見解の模様。

スターマー氏は7月5日に首相に就任したばかりの労働党の党首。
さては、左派で過去の政権の方針にいろいろいちゃもんつけるタイプか?
そう思って経歴を確認しましたが、労働党ではあるものの中道派のようです。
ざっと読んだ限りでは極めてまともそうな人物。

となると記事にあった通り、純粋に財政的な問題のようですね。

開発の行方は?

残る共同開発国がイタリアだけとなると予算がかなり厳しそうです。
イギリスも財政厳しそうですが、イタリアには一切リッチなイメージが無く…
かといって、候補として浮かぶドイツは既に他国と組んでいるようです。
まあ、仮に一緒になったとしても日独伊の組み合わせはさすがにマズい気も(笑)

まだイギリスも判断を下したわけでは無いのでしばらくは様子見です。
ただ、このいろいろとキナ臭い情勢が続く限り、抑止力としての兵器は必要。
ベターな出口が見えてくることに期待しています。

まとめ

次期戦闘機が装備できれば抑止力のひとつとなります。
ただ、大陸の方ではより強力な抑止力の核を保有しています。

1994年、当時の官房長官の熊谷弘氏が日本は原子爆弾を持つことができるかと質問。
それに対して防衛関連企業幹部は三ヶ月で造れると回答したとのこと。
なお、今ではわずか一ヶ月で核爆弾が製造出来るという見解もあります。

非核三原則は守りながらも、そうした潜在能力を知らしめればいいのかもしれません。
それだけでも一定の抑止力になる気はします。
なんせ口でアピールするだけならタダなので

しかし、戦闘機はすぐには開発できないのでどうしたものでしょうね…
金と技術を持ったパトロンが出てきてくれるといいのですが。

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