バンス米上院議員
トランプ前米大統領は15日、バンス上院議員を副大統領候補に選出しました。
オハイオ州選出の議員で年齢は39歳。
両親は早くに離婚し、母親は薬物に走るなど、随分苦労してきたようです。
高校卒業後は海兵隊に入りイラクへ。
帰還後にはイェール大学のロースクールで法務博士の学位を取得。
その後ベンチャーキャピタルに入社したかと思えば自伝を執筆しヒット。
内容は白人労働者階層の姿を描いたものだそうです。
こうした経歴から想像できるようにナショナリズム寄りで労働者階級重視。
トランプが選んだのも分かる感じです。
ただ、当初は反トランプだったようです。
おそらくトランプの政策は富裕層寄りなのでそこが気に入らなかったのかと。
その後は徐々にトランプ寄りのスタンスになり今回副大統領候補となったそう。
政治スタンス
彼の政治スタンスを箇条書きにするとざっと以下の感じです。
- アメリカのウクライナ支援反対
- アメリカは対中国に注力すべきとのスタンス
- 中間層の生活を守る
- 親暗号資産派
- 日本製鉄のUSスチール買収反対
- 薬物反対
いいか悪いかは別としてどういう人物かはすごく分かりやすいですよね。
都知事選は結局誰がどういう政治スタンスなのか分からないまま人気投票に終始。
せめてこうして旗幟鮮明にしてほしかったっものです。
トランプもそうらしいですが、親暗号資産派というところだけがしっくりこず。
強いドルを目指すのと暗号資産をプッシュするのは矛盾しないんですかね?
なぜバンス氏
副大統領候補には女性も有色人種もいたようですが、典型的な白人をチョイス。
労働者階級出身で海兵隊を経て学位も取って本も出版。
トランプ氏のスローガンはMAGA(Make America Great Again)。
これを強力にサポートするにはうってつけの経歴を持った人物でしょう。
大統領と副大統領はコピーのような人物がいいのか?
あるいは主張や立場が異なる補完関係にある人物がいいのか?
共和党は前者、民主党は後者ですかね…
まとめ
トランプがバンス氏を選んだことで、共和党はより力強くなった印象。
一方、バイデン氏はよぼよぼで全く力強さなし…
そして女性、黒人、アジア系としていずれも初めての副大統領であるハリス氏。
看板は多いが人気はいまひとつな模様。
大統領に何かあったときには副大統領が代行しますよね。
そこでハリス氏なのかバンス氏なのかというと、これもバンス氏に分があるか…
特にバイデン氏は4年のうちには何かありそうなので国民も懸念しているでしょう。
海の向こうの話ではありますが、日本の政治への影響も大きいかと。
支持者でもなんでもなかったのですが、安部さんがいたらなぁ、と思う今日この頃…
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