NTTデータの記事
6月末にNTTデータに関する記事が出ました。
データセンター特化のREIT(不動産投資信託)に参入するとのこと。
国内企業によるデータセンター特化型 REIT の設立は国内初です。
運用開始は2026年3月予定。
資産規模は最大1,000億円。
2025年度までに投資家から公募または私募で資金を調達する計画。
将来的には新規株式公開(IPO)も視野に入れているとのこと。
REITへのデータセンター売却は海外では確立されたビジネスとなっているようです。
世界のデータセンターの70%以上はREITが所有する施設という推定もあり。
ここに国内で最初に取り組もうとするNTTデータはさすが、というところでしょうか。
なぜREITなのか?
このニュースを見たときに、なぜ本業の枠組みの中ではなくREITなのかと思いました。
いろいろ読むと、結局データセンターはお金がかかり過ぎるのが課題だからですね。
本業の枠組みの中でやろうとすると有利子負債が増えます。
REITならそれを避けることができるわけです。
結果的に本体のROIC改善ができるという筋立てですね。
今後、データセンタービジネスが予想に反して萎むということは考えにくいかと。
現時点でこれだけ固い投資先はなかなか無い気がします。
本体の資産を傷めずに、拡大していく事業分野に投資する賢いやり方という印象です。
個人投資家はどう絡めるのか?
個人投資家としてこの話に一枚かむにはどうしたらいいのでしょうか?
私はREITってよく分からないんですよね…
一番簡単なのはNTTデータ株を買うことなんでしょう。
ただ、PER20倍を超えている企業の株は買う気になれず。
配当利回りも1%ですしね。
IPOのタイミングを狙うにしても、IPOなんて当たったことが無いですから(笑)
もう申し込む気力もありません。
ということで、NTTデータ株の57%を保有するNTT株のちまちました買い増し…
それくらいしか思いつきません。
まあ、シニア投資家なので無理をせずに頑張ります。
まとめ
海外で主流のスキームであれば、NTTデータ以外の企業も追随していいはず。
いまのところその気配はありません。
単にNTTデータに先見の明があったのか?
それとも他の企業が足踏みする何らかのリスクがあるのでしょうか。
REITなど使わず資金力のある企業がごり押しで参入してくるのかも気になります。
それともREITやクラウドファンディング的な仕組みを使う新勢力が台頭してくるのか?
データセンター絡みのニュースはこれからも注視したいところです。
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