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49.昨年購入分のドル建て債券の値動き、為替影響の実例

資産運用
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ドル建て債券

私はドル建て債券などずっと縁がなく過ごしてきました。
昨年、退職金を受け取ったので私なりにポートフォリオを検討しました。
結果、ドル建て債券も一定量購入することとなりました。

YOUTUBEなどで、どういう値動きをする商品なのかは事前に勉強しました。
しかし、いろいろな要素が絡むため実際の値動きを把握するのは難しく…

おそらくこれまでドル建て債券を購入されたことのない方も多いかと思います。
なので、私が買った債権がいまどういう動きになっているかをお見せします。
ご参考になれば幸いです。

実例

それぞれタイプの異なる債権を3件ピックアップしました。

  1. 三菱UFJ ドル建て債券 2028年償還
    取得単価:$100.84 ⇒ 売却単価(評価単価):$99.32     ▲2%
    取得時為替:133円 ⇒ 現状為替:161円          +21%
    円換算取得金額:536,000円 ⇒ 概算売却額:638,000円   +19%

    米国債ではなく三菱UFJのドル建て債券。
     米国金利上昇の影響で単価はダウン。
     為替差益でカバーし合計はプラス 。

  2. 米国債 ゼロクーポン債 2051年償還
    取得単価:$38.43 ⇒ 売却単価(評価単価):$29.90       ▲22%
    取得時為替:133円 ⇒ 現状為替:161円          +21%
    円換算取得金額:25,600円 ⇒ 概算売却額:24,000円    ▲6%

    金利の付かないゼロクーポン米国債。
    米国金利の影響を受けやすく単価は大幅ダウン。
    為替差益である程度カバーするも合計もマイナス。
  3. 米国債 トレジャリーボンド 2033年償還
    取得単価:$104.68 ⇒ 売却単価(評価単価):$100.77   ▲4%
    取得時為替:146円 ⇒ 現状為替:161円          +10%
    円換算取得金額:153,000円 ⇒ 概算売却額:161,900円   +6%

    いわゆる一般的なクーポン付き米国債。
    単価は金利の影響は受けているもののゼロクーポン債ほどでは無し。
    為替差益でカバーし合計はプラス。

米国金利が上がると基本的には債権単価は下がります。
また、米国金利が上がると円が安くなる可能性が高くなります。
上の3件は、幅のばらつきはあるもののそのシナリオに沿って動いています。

つまり、基本的には債権単価と為替は資産価格に対して補完的です。
よって、円建てでの価格変動はマイルドになります。
今回は米国金利が上昇していく場面でしたが、逆でもしかり。

ただ、今回の期間ではドル高というより円安が激しかった傾向です。
そのため、為替差益の方が効いて円建て資産はプラスになりやすかったようです。

まとめ

結局何が言いたいかというと、債券投資はハードルが高くないということです。
リスクが低いとはいいません。
ただ、債券価格と為替は補完的に動く傾向のため円建資産としては暴れにくいかと。

上の「2」のゼロクーポン債もビビりながらも少額を購入してみました。
クーポン付きの債券に比較して大きな値動きになるとの予備知識がありましたので。
結果は、「3」のクーポン付米国債に比較すると実際に大きな価格変動でした。
やはり、情報だけでなく自分で経験するとその差がよく分かります。

以上、多少なりともご参考になれば幸いです。

なお、投資はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

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