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36.インバウンドと新NISA 綱引きの勝者

資産運用
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インバウンドとは?

インバウンドとは外国人が訪れてくる旅行のこと。
逆に自国から外国を訪問する旅行はアウトバウンドというそうです。
(初めて聞いた)

Boundというのは「~行きの」という意味。
新幹線の車内放送で「~Bound for TOKYO」とか流れてくるあのBoundです。
その頭にInとOutを付けるわけですね。

さて、インバウンド消費が年間7兆円に拡大したとの日経の記事がありました。
自動車に次ぐ輸出産業?になったとか。
自動車の輸出額は100兆とかいってるので桁が違いますが…

一方NISA

その日経の記事を受けてエコノミストのエミンユルマズさんがXに投稿されました。
新NISAでの資金流出は14兆円を超えそうな状況。
なので、その半分の7兆円をインバウンドが相殺しているイメージ、だと。

エミンさんはインバウンドがなかったらドル円200円を超えますね、とコメント。
200円の詳細な根拠までは書かれていませんが。
まあエミンさんの話なので私は信じます(笑)

となると新NISAがなかったらドル円も140円くらいに落ち着いていたのかな?
FRBの利下げが一度でもあったらその基準はあったかもですが…
まあ、仮の話ばかりしてもしょうがないですね。

S&Pやオルカンを買っている新NISA民たち

新NISAをきかっけに投資を始められた方も多いかと。
ただ、昔と違って証券会社の窓口で投資先を相談したりしませんよね。
マスコミやネットの情報でたどり着く投資先はまずはS&Pかオルカン。

いきなり個別株を買うよりはよいと思います。
一応分散投資なので。
ただ、昨年の段階では米国経済のソフトランディング論の信奉者は少なかったはず。
なぜこんなにS&Pやオルカンがもてはやされているのかが謎です。

エミンさんも言っている通り、今なら日本株の方がチャンスがある気がします。
個別株でなくインデックスでもいいので。

新NISAと為替リスク

S&Pやオルカンを買うのは、冒頭で書いた通りドルを買っていることと同じです。
為替ヘッジの付いた商品もありますが、いまそれを選ぶひとはいないかと。
利息を垂れ流すようなものですから。

ドルを買っていることの自覚がないままS&Pなどの運用を始めたひとたち。
それが一定数いらっしゃるのではと思っています。

例えば今後FRBが金利を下げ、米国市場が好感してS&Pは上昇したとします。
一方で日米金利差の縮小で円高に動くと、
「あれ、S&P調子いいはずなのに資産は目減りしてるぞ?」
なんて方も出てくるかと。

年初から新NISAを始めて、早々に市場から退場された方もいるように聞きます。
ネットの薄っぺらい情報だけを信じてしまうとそうなってしまいがち。
もちろんドルコスト平均法の作戦で、積立NISAをするなら全然OKです。

資産のカテゴライズ

さて、試算のカテゴライズにはいくつかタイプがあるかと思います。
一番オーソドックスなのはリスク資産と低リスク資産でしょうか。
私くらいの年だと低リスク資産の比率を増やした方がいいですよと指導されます。

二十代、三十代の方は中程度のリスク資産がメインで大丈夫でしょう。
個別株、アクティブファンドなどなど。

もうひとつ、円資産とドル資産でのカテゴライズも気に留めておきたいところ。
把握しておかないと、気づいたときには8割がドル資産とかになりかねません。
順調に増やした資産が思わぬ為替要因でダメージ受ける可能性もあります。

他のカテゴライズ

あとは景気との相関性でのカテゴライズでしょうか。
景気拡大と相関性のある株式等の商品と、逆相関のコモディティや国債など。
最近は株式と金価格がともに右肩上がりになるなど、相関関係が怪しくもありますが。

S&Pやオルカンを買っている若い人は、金も少し買っておくのもいいかも。
国債はちょっと年寄りくさいですしね(笑)

まとめ

新NISAを打ち消す形でインバウンドが増えるのはありがたい。
しかし、最近はオーバーツーリズムという言葉もよく耳にします。
京都とか鎌倉の住民の方は大変そうですよね。

一方、新NISAも国内株投資を優遇する施策が打たれるのではとの噂もちらほら。
国内に資金を還流させないと、円安に歯止めがかからないからでしょうね。
まあ、なんにしても優遇していただけるのであればすぐ話に乗りますけど(笑)

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