CNNの記事
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「インド外務省は9日、「誤って」ロシア軍に参加してウクライナでの戦闘に従事しているインド人について、ロシアが除隊を約束したと明らかにした。」
なんのこっちゃよく分かりませんね。
どうもインドの青年たちが自ら斡旋業者に接触してロシアに渡ったようです。
彼らはYOUTUBEのロシア軍の好待遇を宣伝する動画を見てその気になった模様。
ただ、兵士としてではなくロシア軍施設の警備補助員などと説明があったそう。
しかしながらロシア到着後にはパスポートを取り上げられ、即軍事訓練へ。
気が付けばウクライナ戦の最前線に配備されていた、ということのようです。
既に空爆でなくなった方もいらっしゃるそうです。
外国人兵士がロシア軍に従軍する際の優遇制度の例の記載もありました。
約32万円の月給やロシア市民権の取得などが含まれているようです。
きっと魅力的ではあるんでしょうねぇ。
ロシアの市民権なんか頼まれてもいらんけど…
ロシアの外人兵士
一部の推計によれば、数千人の外国人がウクライナ戦に送りこまれているようです。
多くは南アジア出身の若者で、やはり高い給与の可能性に引き寄せられているそう。
ちなみにネパール人は1.5万人が前線で戦っていると推定されています。
ロシア連邦でも辺境の地から順に兵士を引っ張ってきていると聞きます。
初期段階から若者の流出は始まっていたので人的リソースに困ってるのでしょう。
今年の4月時点でのBBCの推定によるとロシア兵の死者は5万人以上。
少し古いデータですが、ロシアの20代人口は約800万人。
そう考えると5万人はかなりのウェイトです。
そしてウクライナ侵攻以降国外に流出した人は100万人以上と推定されています。
もちろんこれは男性ばかりではなく男女すべての数字ですが。
ロシアの人口問題
ロシアの21年度の合計特殊出生率は1.49人。
日本と同様少子化が問題となっています。
この状況に輪をかけてウクライナ侵攻で人口を減らしている有様。
外人兵に市民権を与えるというのもひょっとすると人口減の対策もあるのか?
この戦争がどういう決着を見るにしてもロシアに何ももたらさなかったのは明らか。
例え領土が多少増えても大幅な人口減と引き換えでは…
まとめ
しかし、インドの人を騙して兵士にしないとリソースが足りないとはね。
もう明らかな止め時でしょう。
騙されて従軍させられて亡くなった方は気の毒としかいいようがありません。
しかし、戦争が継続する中で、片や某国では連日株式市場が高値更新とか…
なんだかおかしなグローバル社会になったものです。
まあ、戦争によって景気が良くなるのは今に始まった話でもありませんが。
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